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切り花を長く楽しむために。
買ってきた花や、プレゼントされた花は、まず、水揚げすることが大切です。
家に届くまでに少々時間がたってますので、 “お疲れさま”といった気持ちを込めて、活ける前に、切り口を新しくして、花を清潔な水に入れておきましょう。 この時、大半の花は、水の中で茎を切ることで、再び元気を取り戻してくれます。これが基本です。 ただし、植物の中には、これでだけでは、なかなか水が揚がりにくいものもあります。
ここでは自宅でできる水揚げの方法と日ごろのお手入れをご紹介します。
ちょっとした心づかいで、花の寿命はのびるもの。美しさを保ち、長く楽しんで下さい。



■花瓶の水は毎日とりかえる 
花は生き物ですから、新鮮な水が何よりのごちそうです。また、茎から出される有機物によって、花が枯れていくスピードが早まります。こまめに水を取り替えてあげましょう。花瓶の水はたっぷりと入れます。もちろん、水につかる葉は取り除いて。
※注意 ガーベラ、アイリス、グラジオラスは花の性質から水を少なめにします。

■切り戻しをする
花に元気がなくなりかけてきたら、茎を少し切り直します。(これを切り戻しといいます)茎がぬるぬるしてきたら、洗ってあげます。
 
■できるだけ涼しい場所に
花はできるだけ涼しい場所に飾ります。ただし、涼しいからといって、 エアコンの風が当たる場所はいけません。花を傷めてしまいます。その他、直射日光の当たるところやテレビやガスレンジなど周辺の温度が変化しやすいところも避けた方がよいでしょう。


■ちょっとひと工夫
●フロストシュガーを入れる
花に砂糖をあげるとよい、ということを聞いたことはありませんか。砂糖は花にとっても栄養になりますので、ひとつまみほど花瓶に加えるとよいでしょう。ただし、普通の砂糖は吸収できませんので、必ずフロストシュガーを使って下さい。
●酢またはアルコールを混ぜる・十円玉 を入れる
酢やアルコールには殺菌効果がありますので、水の腐りを遅めてくれます。また、十円玉 を入れておくと、水中の有機物質が十円玉に付着して同様の効果が得られます。
●液体石鹸を数滴入れる
液体石鹸には、界面活性剤といって、水の粘り気を弱くして、植物が水を吸い上げる力を強める働きがあります。
   
■花の延命剤でラクラク長持ち
市販されている「花の延命剤」は、その名の通り花が長持ちさせるための成分が入っています。延命剤を使うと水を取り替える必要はありません。忙しくて水の交換を忘れてしまいそうな方は、延命剤を利用すると便利です。
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